こんにちは。管理栄養士のIです。蒸し暑い日が続きますが体調はいかがでしょうか?暑い日はビールが美味しく感じる方も見えるでしょうか?飲み会などでアルコールをたくさん飲む機会もありますか?健康日本21では生活習慣病のリスクを高める飲酒量を1日あたり平均純アルコール量として男性40g、女性20gとしています。純アルコール20gはビール1本(アルコール度数5度、500ml)、日本酒1合(アルコール度数15度、180ml)焼酎0.6合(アルコール度数25度、110ml)ワイン1/4本(アルコール度数14度、180ml)ウイスキーダブル1杯(アルコール度数25度、60ml)缶酎ハイ1缶(アルコール度数5%、500ml)になります。

 飲酒は肝臓だけでなくあらゆる臓器に影響します。がん、高血圧、脳出血、脂質異常症などのリスクは飲酒量が増えれば増えるほど上昇し、飲酒量が少ないほどよいことがわかっています。また脳や精神面にも影響を及ぼし認知症やうつ病原因にもなります。

 アルコールは食欲を増進させつまみなどをたくさん食べてしまい血糖を乱してしまうこともあります。そして体重増加や中性脂肪の数値も上昇してしまいます。

 またインスリン製剤、SU剤、グリニドを使用している方はアルコールで低血糖リスクが高まります。アルコールは肝臓からブドウ糖の放出を抑えるので低血糖になりやすくかつ低血糖からの回復も遅らせてしまいます。

 アルコールはなるべく控えるとよいですが飲むとしても週1~2回適量にしましょう。

                                   ※純アルコール重量(g)=アルコール濃度(%)/100×アルコール量(ml×0.789(密度 g/ml

 

                                    引用・参考文献  厚生労働省 e健康づくりネット

            糖尿病ネットワーク