こんにちは。管理栄養士のIです。糖尿病と高血圧は相関関係があり、糖尿病の人は高血圧になりやすいと言われています。血圧が高いと血管の壁に大きな圧力がかかって血管が傷みやすくなります。傷んだ血管から様々な反応が起こり血管壁が肥厚して硬くなります。これが動脈硬化で脳血管疾患(脳出血、脳梗塞など)虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)慢性腎臓病などの病気が起こりやすくなります。
血圧を下げるためにはまず塩分を意識することが大切です。1日の塩分量の目標は高血圧の方が6g未満、高血圧がない男性の方は7.5g未満、女性が6.5g未満になっています。塩分は目に見えにくいのでわかりにくいですが、最初は塩分の多いものの摂取を控えるのがよいと思います。漬物、干物、はんぺんなどの練り製品、麺類、みそ汁など汁物になります。麺類や汁物は汁を残すといいですね。次に醤油や味噌、ソースなどの調味料の使用量を減らします。味が薄くなった分はかつおや昆布でだしをとったり、香味野菜(ネギ、青しそ、しょうがなど)香辛料(胡椒、七味、からし、わさびなど)を利用すると美味しく食べられます。 また野菜や海藻などに含まれるカリウムには余分な塩分を排出させる働きがあるのでたくさん食べましょう。ただしカリウムの数値が高い人は注意が必要です。