血糖値とHbA1cで糖尿病の診断が下されます。

① 早朝空腹時血糖値が126mg/dl以上

② 随時血糖値が200mg/dl以上

③ 75gブドウ糖負荷試験*の2時間値が200mg/dl以上

④ HbA1c(ヘモグロビンA1c)が6.5%以上

上記の①~④のそれぞれは「糖尿病型」と呼ばれています。

① ~③のいずれか一つを含む糖尿病型が2回存在すれば、糖尿病と診断されます。
すなわち、健診の空腹時血糖値が130mg/dlで、HbA1cが6.8%ならば、糖尿病と診断されます。
あるいは、126mg/dl以上の早朝空腹時血糖値が2日間検出された場合や、200mg/dl以上の随時血糖値が2回検出された場合も糖尿病と診断されます。
しかし、6.5%以上のHbA1cが2か月認められても糖尿病とは診断されません。

* 75gブドウ糖負荷試験は、朝の空腹時にまず、血糖値を測定し、75gのブドウ糖を含んだブドウ糖液を飲んで、2時間まで血糖値と血中インスリンを測定します。