はじめての方へ
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- よくあるご質問
- はじめて受診します。予約制ですか?
- 予約をお取りすることができます。予約なしで、直接来ていただいても診察させていただきますが、予約で込み合っていると長くお待たせすることになる場合もあります。
病気の具合が安定している方ならば、なるべく、お電話で予約を取っていただくことをお勧めしております。
初診の際には、看護師などが病歴などを聴取させていただいたうえで診察となり、検査をさせていただきます。
このため、時間が通常の診察に比べて長くなりますので、あらかじめご了解をお願いいたします。
- 健康診断で、数値の異常が出ました。別に気になる症状はないのですが、受診したほうがいいのでしょうか
- 糖尿病の初期は、ほとんど症状はありません。
しかし、その時にきちんと治療を開始するのと高血糖の症状や合併症の症状が出てから治療を開始するのとでは、結果が大きく違ってきます。
なるべく、早いうちに受診してください。
- 糖尿病が心配です。症状がなくても診察は受けられますか?
- 糖尿病の初期は、症状がほとんどありません。
何か心配なことがございましたら、受診してください。
特に健診などで尿糖や血糖値、HbA1cの異常を指摘されたということでしたら、ぜひともおいでください。
- 他の内科にかかっています。先生に診てもらいたいのですが、行ってもいいですか?
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なるべく、今かかっている内科の先生にお話しして、当院に紹介状を書いていただいてください。
そうすることによって、現在かかっている先生にも引き続きいろいろな病気でかかることができますし、糖尿病の状態が落ち着いた段階で、今の先生に当院から紹介状をお書きして、また診ていただくことも可能になります。
- 糖尿病の検査をしてもらいたいと思っています。朝食は摂らないで行ったほうがいいですか?
- 糖尿病の状態を見る検査は、空腹時でも食後でも判断することができます。
当院では、ほとんどの方が、通常と同じように食事を摂って来院されています。
- 糖尿病の診察は、検査も含めてどのくらい時間がかかりますか?
- その日の混雑の程度により異なります。
初回は、病歴をお聞きしたり、どうしてもご指導しなければならないことがあったりして、時間がかかることがあります。
このため、初回は時間の余裕をもって来院していただくようにお願いいたします。
2回目以降は、かなりスムーズになると思います。
- 糖尿病かどうかは、当日わかるのでしょうか?
- 多くの場合、当日の検査でわかります。
ただし、正常よりも少しだけ血糖値やHbA1cが高い場合、さらなる検査を後日しなければならないときがあります。
- 血糖値がなかなか下がらず、悩んでいます
- 現在、受診されている医療機関の主治医とよくご相談されることをお勧めします。
そのうえで、当院の診察を受けてみたいとお考えの場合、おいでください。
主治医の先生に紹介状を書いていただければ、その後の治療の選択肢が広がっていくため、できれば、紹介状を書いていただくようにお勧めしております。
- 糖尿病は一生治らない病気なのでしょうか?
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糖尿病にはいろいろなタイプがあります。最も多いのは2型糖尿病です。
健診などで徐々に血糖値が高くなって発見されることがありますが、健診を受けてみえない方は血糖値が非常に高くなり、口渇、多飲、多尿、体重減少などが生じて受診されることもあります。遺伝的素因が強いことが知られています。
また、肥満の方は罹患率が高くなります。特に肥満合併の2型糖尿病の方は食事、運動療法が非常に大切で、適切な体重に戻れば、血糖値は非常に良くなることがあります。
若年発症に多い1型糖尿病は膵臓からインスリンが出なくなるタイプです。
このタイプでは、インスリン治療が欠かせません。インスリン治療をやめると糖尿病ケトアシドーシスという非常に重症の状態に陥ります。このタイプは残念ながら、現時点では治ることはありません。
そのほかに、他の病気から糖尿病になるタイプや妊娠により血糖値が高くなる妊娠糖尿病があります。
ペットボトル症候群というジュースなどをたくさん飲んでいると血糖値が高くなり、口渇が強くなり、ジュースを飲み、血糖値がさらに高くなるという悪循環に陥り、血糖値が1000㎎/dlまで上がってしまうということもあります。このような方を治療後に詳しく調べると糖尿病ではなく、食後のみ血糖値が高くなる耐糖能異常であるということもあります。
- インスリン注射をはじめると、一生続けなければ行けないのでしょうか?
- 糖尿病は大きく1型糖尿病と2型糖尿病に分かれます。
1型糖尿病の場合、膵臓からインスリンが分泌されないため、インスリン注射は欠かすことができません。
2型糖尿病は、インスリンの効きが悪くなったり、インスリンの分泌量が低下する病気です。2型糖尿病でインスリン注射を行った場合、インスリン注射で膵臓の負担が取れて、また、膵臓がインスリンをたくさん出すことができる場合があります。そのような場合は、インスリン注射をやめることができます。また、最近の新薬でインスリン注射をやめることができる場合もあります。
- 最近は、インスリン注射以外の薬もあると聞きましたが?
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数年前からGLP-1受容体作動薬という注射剤が使用されています。この薬はGLP-1という人間の小腸からでるホルモンと同じような働きをする薬です。GLP-1というのは、食事をすると小腸下部から出るホルモンですが、血糖値が高いときに膵臓に働いてインスリンを出すホルモンです。血糖値が低いときはGLP-1は働きません。また、血糖値が高いときに膵臓からグルカゴン(血糖値を上げるホルモン)の分泌を抑える作用もあります。このため、インスリンと違って低血糖はあまり起こしません。
また、食欲を抑える働きもあり、体重や内臓脂肪を減らす効果もあります。血圧も若干低下させます。そのほかに、糖尿病の人の腎臓を保護する効果や死亡率を低下させる効果も最近わかってきました。
当院では、このGLP-1受容体作動薬の優れた効果に早くから注目しており、多くの方に使っていただいております。
- 病状が安定してきたら、近所のクリニックにかかりたいのですが、いいですか?
- もちろん結構です。その場合、当院の主治医に必ず、お話ししてください。
糖尿病のよい状態が長く続くように転院先の病院や医院に紹介状を書かせていただきます。
- 妊娠中の血糖や血圧について相談できますか?
- 当院は、産科は併設しておりませんが、当院でよろしければ、診させていただきます。
- 産婦人科で「妊娠糖尿病」と診断されました。妊婦ですが、通院してもいいのでしょうか?
- 当院でよろしければ、診させていただきます。
ただし、妊娠糖尿病でも薬物治療が必要になる場合は、インスリン治療となります。
また、お子さんも過体重や新生児低血糖になりやすいため、NICUがある総合病院での出産が望ましいと考えます。